自分の意志で来て、残って、ずっと一緒にいた富永と再会したあとの話であること、そして龍太郎たちの世話を焼いたことでKとしては「(きっとそれまでにも整理はついていただろうが、完全に)もう終わった」になっているんだろうなというのが想像できて流れがうまいよ〜〜
今回の話で譲介の両親との話を思い出しているんだけど、そういう意味でKと譲介は少し似ていたし、譲介がKとの師弟時代を経て自分の中心のようなものを得ていったように、Kもまた譲介との時代に得たものがあっただろうな……
海を龍太郎と同時期に引き受けることで、父親のことを必要以上に思い出さないでいいんだろうなとも思うし
物語は当該要項を「描かない」とうまく整理がつけられない(読者に回避したと取られかねない)という性質があるが、「描かない理由」を数回重ねてきちんと書くことで実質儀式の代替にしているの、さすがこれだけの大長編連載を重ねている🚢先生ですわ……という感じ