『小説版 韓国・フェミニズム・日本』(河出書房新社)
「離婚の妖精」チョ・ナムジュ著、小山内園子/すんみ=訳
「桑原さんの赤色」松田青子 著
「追憶虫」デュナ 著、斎藤真理子=訳
「韓国人の女の子」西加奈子 著
「京都、ファサード」ハン・ガン 著、斎藤真理子=訳
「ゲンちゃんのこと」深緑野分 著
「あなたの能力を見せてください」イ・ラン 著、斎藤真理子=訳
「卵男」小山田浩子 著
「デウス・エクス・マキナ」パク・ミンギュ 著、斎藤真理子=訳
「名前を忘れた人のこと」高山羽根子 著
「水泳する人」パク・ソルメ 著、斎藤真理子=訳
「モミチョアヨ」星野智幸 著
読了。
パク・ソルメが入っていたので睡魔を覚悟していたんだけど、いやいやいや、『もう死んでいる十二人の女たちと』収録の話よりもとっても「とっつきやすい」語り口だった。というかとてもよかった。山も落ちもないのだけど、読んでいてゆらゆら水に揺れているような……ふと泣きたくなるような感覚がふわっと水位を上げてくるような、そういう短編だった。
ここに収録してある作家・作品だけで判断できるものではないけども、すくなくともここに収録されているものでは韓国の作家の作品はかなり枠から自由だな、という印象を受けます。自分の心にあるものをできるだけ損なわないように表したい、という願望に真摯なのだな、と感じた。
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ここに収録してある作家・作品だけで判断できるものではないけども、すくなくともここに収録されているものでは韓国の作家の作品はかなり枠から自由だな、という印象を受けます。自分の心にあるものをできるだけ損なわないように表したい、という願望に真摯なのだな、と感じた。