『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』レイチェル・ジョイス 亀井よしこ/訳

読了。すばらしかった。

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「歩くこと」が自己との対話であること、それは過去との対話でもあり、他者の言葉への傾聴であること。都合のいい「許し」がないこともとてもよかった。
映画がとてもよく、原作があることを他の方から知ってぜひと読んだけども、原作が素晴らしいと共に「映画の構成もすばらしいな」ということをひしひしと思いました。文庫で約500ページある本なので当然削るところが出てくるんだけど、画のつなぎ方がとてもうまかったんだなとわかる。
それはそれとして、原作ラストが「笑い」で締められているのはすごくよかったです。生きていくのだ、という感じがした。

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