『鋼鉄紅女』のネタバレ含む
二足歩行ロボットに興味を持てないので(その設計にメリットってある? と思ってしまう……)、だいじょぶかな~と不安でしたが、ド直球の男尊女卑社会ぶっ壊し小説でしたね。ロボットには最後まで関心を持てませんでしたが、大変爽快でした。男VS女の構図でいくんだろうか……と最初は警戒してたけどもそういうわけでもなかったですね。とはいえ「男子」「女子」の括りが強いような……というのがちょっと気にかかったんだけど、たぶん話の主題としてこうなったのかな。というか著者がノンバイナリーの方だそうで。モノガミー規範も蹴っ飛ばしていくのも楽しかったです。植民地主義にも言及していくようなラストでした。
というかですね、「親を許さない」物語が不足しがちだろという悲しみを容赦なく吹っ飛ばす展開ですごかった。容赦ねえな!!