ALTだと長いので、ここに画像の文章を書きます。
「第2期東京都性自認及び性的指向に関する基本計画」案へのパブリックコメント
①ア 該当箇所(意見の内容に該当する箇所)と意見
・第3章‐2「課題認識」
「上述のように、都では、当初計画に基づき様々な取組を推進してきましたが、当事者の方々は、周囲の無関心・無理解・偏見等の中で、人間関係や学校、職場などの様々な場面で、依然として困り事に直面している現状があります。」(p.18)
→都として差別禁止の姿勢を打ち出してほしいです。
イ 意見の理由
→記載の通りではあるのですが、「周囲の無理解・無関心・偏見」の原因の一つとしては、都の姿勢も大きく影響しているのではと考えます。区が独自にパートナーシップ制度を導入する中、都としても導入ははるかに遅れて2022年のことでした。文書には「普及啓発」の文字が踊りますが、都という公的存在の態度としても責任を持ち、今後、「普及啓発」に留まらず、『差別を許さない』、という、都だからこそ重みある政策を進めていく意志を記載していただきたいです
(以下画像の文章)
②ア 該当箇所(意見の内容に該当する箇所)と意見
・第3章‐2「課題認識」
「性自認および性的指向に関する問題は 、個人の価値観や家族・婚姻制度等に関わることもあり、都民の間で意見が分かれるところです。このため、性自認および性的指向に関する施策を推進していくに当たっては、都民一人ひとりの理解を得ていくことが重要であり、その積み重ねが社会全体の包容力を高めていくことにつながっていきます。現行の法制度を前提としながらも、多様な意見を踏まえつつ、取り組んでいくことが必要とされています。」(p.18)
→都として差別を許さない、禁止するという姿勢を打ち出してください。
イ 意見の理由
→「都民の間で意見が分かれる」ために、まず理解をとありますが、第2章で当事者の困難が紹介されているように、現実に安心・安全に暮らせない、権利が阻害されている人たちが存在します。それを前提として考える都民の間で分かれている「意見」というのは、即ち偏見と差別に基づく、権利の阻害であると考えられます。都民一人ひとりの差別を許さない意識はもちろん大事ですが、都としての姿勢、施策が差別を禁止することが拙速な救済につながるはずです。「寄り添う」だけでなく、政治としての責任を自覚し、明記していただきたいです。