「好きな芸能人は?」と聞かれたとき、中川大志は重宝している。知名度があり、わたし自身かっこいいと思っているのは事実だからだ。その程度の好感度のはずが、ゴールデンカムイに出演すると聞くと結構「ウッ」という感情が湧いて出た。
好きではない(という言い方でいいのだろうか?)登場人物だからなおさらそう感じたのかもしれない。
あの漫画の登場人物で好きも嫌いもないのだが、鯉登少尉については「過去と戦争に囚われた鶴見中尉たち」と対比される「未来へ進む若者」のポジションになったあたりから、作者の戦争及び日本軍に対する認識が反映されたキャラクターとわたしの目には映り、キャラクター性どうこうよりも「作品の欠点」が凝縮した登場人物だと認識している。