マッドハウス版でウルフウッドとミリィがくっついたのは、「女性キャラクターは恋愛させないと話に登場させられない」という作り手の意図も当時からして「ちょっとそれはないんじゃないの」だったし描写もよろしくないと思う。
原作でミリィが泣いたのは、作中で他にもあるようなマッドハウス版へのオマージュのひとつなんじゃないかという気がするし、仮にくっつける展開を志向したとしても面白い話になったかというと「いやー、どうだろう」って感じだ(というか、ミリィはウルフウッドが好きだから泣いたんじゃなくて、彼女が人の死を悲しむことのできる素直な気質の持ち主だから泣いたんじゃないのか)。
「地獄の番犬」云々も意味としては「ヤクザ者がカタギを巻き込むまいとして言った台詞」ではある。あるんだけどもその表情はいったいなんなのか。