「楽園」でオーフェンがクリーオウに「これからもな」と言ったのはなんでか、という疑問がある。「背約者」での「クリーオウに舐められるわけだ」というモノローグからすると、そういう台詞が出てきた契機がどこにあるのかいまだに読めない。彼がクリーオウに敬意を払うようになった、あるいはそう自覚したタイミングはどこか?
たとえばだ、アザリーとクリーオウには「年上の、実力も遥か上の男性に自分のことを認めてほしくて無茶をする」という共通点がある。一方で、アザリーはオーフェンを利用しようとしたがクリーオウはそんなことはしない。そんな違いに気がついたから「これからもな」と口にしたのだ、というのはどうか。