山本文緒の「無人島のふたり」読んでみて特定の期間を切り取った日記ってリアルタイム性があって面白いなとなった。
この本では癌で亡くなるまでの120日間の生活を日記で綴っていて、文字を通してだと終活の様子や人との別れが淡々と描かれているように感じられるけど実際の状況は一つずつゆっくり噛み締めて終わらせていったのだろうなと感じる。

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Twitterでは言及を避けてたけど、末期癌になったアイドルオタクの人のネット活動を1年半ぐらいずっと追っていて去年の冬頃に亡くなってしまった話と被るものがあった。usatan.hatenablog.com/entry/20

この人が1番活発だった頃はTwitterとインスタで質問箱のおたよりを募集していてそこから降ってくる人生相談にすごく真剣に答えていたのがすごく印象的だった。(木澤佐登志とか千葉雅也の話もよくしてて現代思想オタクっぽい感じだったのも好きだった)
亡くなる1ヶ月前ぐらいになってからほとんど更新をやめて犬と面会できて良かった話やノートでコラージュ遊びを始めた話をぽつぽつとしていてそこから完全に更新が途絶えて友人らしき人が彼女の死の話をするようになって本当にいなくなってしまったんだなあと分かった。一度もちゃんと関わったことはなかったのにすごく寂しくなってしまったのを覚えている。

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