「私たちが「市民の代わりに体を張って権力を監視しています」と主張しているそばで、その市民の少なくとも一部が権力の背中の後ろに回って「お前らなんかいらない」と声をそろえているのだ。今になって始まったことではなく、それどころかこの構図はもはや固定した感がある。」
(『フェンスとバリケード』あとがきより)
権力とはどう言うものなのかというところから日本人はしっかり学ばないといけないと思う。権力は自分を無条件に守ってくれるものだと思って疑いもしない人が大多数だから、権力から自分を守ってくれているものを攻撃して排除してしまおうとするんだよね。
『子どもサピエンス史』はこの辺もさらっとだけどわかりやすく書いていてよかった。