4年ぶりにつくばの知る人ぞ知るという感じだったご飯屋に行ったら、長蛇の列で、値段も上がって、看板も店内も立派になっていました。レジ横で怪しげな化粧品売ってたのが、少数民族の作ったコーヒーパックとかになり、どこのお洒落雑誌に出してもドン引きされない話題の店ぶり。
しかしご店主のキャラは変わらず、なんか安心したのでした。ちゃんと稼いでる安心感からかお店の人の接客にもゆとりが出た。
私は氷河期世代とリーマンショックしか知らないので、趣味のよい店は潰れるし美味しいご飯屋は消える、という常識でずっと中年まで生きてきた気がする。不況の敗北主義を引きずっている。
が、美味しいお店がちゃんと儲かって持続する、というのを見ると、ああ良かったなあ、と、収奪だけでない資本主義の良さもあるなあと嬉しくなったしだいなのでした。