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航一は自身の恋にのめり込むのはいいが、冷え切ってしまった親子関係が心配。戦争の後遺症で家族らしいことはおそらく妻(とお母さん)に押しつけてきた様子で、父の背中しか見せてこなかった。お母さんが今重しになっているがバラバラになってしまいそう。再婚よりもまず向き合ってほしい。

寅子と航一・直明と彼女の二組の結婚の話で揺れ動く。寅子の場合は航一のさり気ない結婚前提サインに気が付かず、直明の場合は家族が離れ離れになりたくない(彼女もそうだと思うのだが…)。 

一方、航一との恋は家族のおよばれにより航一が全く家族と向き合っていないことが露呈する。戦争の後遺症を抱え、幸せから目を背けた結果子供たち(と母)との深い溝が。寅子が航一に叱咤激励するのは見えるがもう既に過ぎた時間をどう取り戻すのか… 

東京での仕事編。轟とよねの弁護士事務所はよねがついに弁護士になり、梅子さんは竹もとの後を継ぐために餡作りに励む。桂場の味見係もいい。汐見さんのところに配属になった寅子は順調そのもの。 

完走。大学生の透は年上の詩史に今まで感じたことのない思いに突き動かされていく。一方、透の友達・耕二は透の恋する姿に影響され、バイト先の主婦・喜美子に手を出し…不倫がテーマの割にきらきらしており(主人公視点だから)、関係の崩壊後爽やかに終わった印象。

直人が大学の法学部ときき、もしかしたら直人と美佐江は同学年なのでは(あの事件から三年で寅子は東京に戻ったため)。ちょっと危険な予感がする。直人じゃなくても航一の子供たちと同じ学部の可能性もある。どちらにしろ寅子との関わりはあり得そう。 

花江の言うようにこの当時は女性の人生の終着点として結婚があった。寅子の結婚の考え(人生の選択肢)はまだ早いような……この考えだと航一の母・子供たちと上手くいかない可能性もある。力業で仲良く、というわけにはいかなそう。 

花江は『結婚は人生の終着点』だからこそ自分が邪魔になってはならない、直明は『家族みんなで生活したい』という言い分はどちらも納得。花江は花江で自分が猪爪家に入ったときに辛い思いをしたからそういう気持ちになってほしくないんだろうな。 

東京につくと、直治のジャズにハマる姿やしっかりしている直人(二人ともお父さん似の『俺にはわかる』が出ている)・そして笹寿司の従業員として頑張る道男が久しぶりに見れて嬉しい中で、結婚する予定の直明と家を出てほしい花江の複雑な関係が…… 

あれから3年後、東京への辞令が下った寅子と航一。杉田兄の号泣見送り・涼子様とまた会う約束を交わし東京へ(次会うときはいつだろう?)。航一は再婚を考えはじめており『家に遊びに来て下さい』というが、寅子の反応に優未の『はて?』が飛び出す。暖乃ちゃんが大人優未か。 

初登場時、優三さんじゃないと無理!!って言っていたがそれは優三さんの手紙に反していたんだな…優三さんとはまた違うパートナーとして航一が横にいる、そんな希望を感じた。(週の前半の美佐江のひやりとした展開と温度差はあるけど…)

寅子の複雑な気持ちを聞き顔の色が戻る演出、よかったな。戦争の件や妻の死などで罪悪感に襲われていた航一の心を救ったのは寅子だから嬉しかったのがわかる。永遠の愛を誓わなくてもいい、とおそるおそる触れる航一、不器用なのもいい。 

優三さんを愛しているが揺れ動く心の複雑さを呟く寅子。一度航一を諦めさせるためにわざときつい言葉を言うものの、溢れる思いを伝える姿は一人の女性だった。大雨のタイミングはもしかしたら、そんな二人が話せるようにってことなのかもしれない。 

真珠の悲しみを察して寄り添う泉の姿は優しい。南沢家は青葉といい困った人の境遇をほっとけない(未久の家族の入院代を工面しようとしたりいいやつ)ところが紗英のように気の強い人には苛立つんだろうな。来週、未久に悲劇が起こりそうなのでこのカップルが辛いことになりそう。 

義母は家庭教師を付けなくても優秀な未久の存在を知ったらどうなるだろう。紗英が半ば詐欺のような形で浅見家に入ったことへの怒り・未久の母との恋愛結婚をしたかった浅見を止めたくて騙された、と言っていたしこのまま紗英の言うがまま動かなそう。 

一方、九条の授業を拒否した夫に怒りの感情を露わにする杏子。息子のために強くなろうとする彼女の姿が今週夫の作った独房部屋を壊す場面で見えた。ハンマーを持っている比嘉愛未は美しい。しかし、杏子の父の手術ミスを脅してモラハラし続ける夫、窓に恨みでもあるんか? 

3話。九条の授業が始まり、合格までの道筋として邪魔なものを排除するように提言された紗英。夫の医師としての立場の揺らぎを止めたり、瑠璃の恋のライバルの未久を盗撮したりするが裏はもっと危うい。(うっすらと未久の母と夫の関係の伏線が張られており、未久は隠し子だとわかる)

この手紙を見て、もう寅子には優三さんしか合っていないのでは…と思ってしまった。航一の奥さんとの関係・子供との関係が見えないから、というのもあるが大切にしてくれるの?と心配になる。優三さんの手紙のこれは許せないというタイプではないが、優未を大切にしてくれる?と思う 

優未が見つけたお守りの中身に、優三からの手紙が入っていた。優三さんの寅ちゃんに好きな人が出来たら再婚してもいい、という前書き・いや、でも甘い言葉だけ言う人とかはだめだ、という内容に優三さんの嫉妬が少し見えて嬉しくなってしまう。やっぱり優三さんがいい。 

花江の訪問。寅子に素敵な人がいるということを優未から聞いてきた様子で恋心と呼んでいいかわからない関係をぽつりぽつり話す下りよかった。

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