フォロー

たしかに「最低限これは(現実では)やってはいけない」というものが共有されている場が社会である、という側面がある以上、「『商品としての』表現物」も外的な基準から逃れられない。エンターテインメントだからといって、倫理や良識からかけ離れ続けるだけのものが、外的基準のひとつとしてのゾーニングもなしで流通するのが可能なのか、可能だとしたらヤバくないのか、ということ。もっと端的に言うと「うちの中では全裸でいいけど外に出るなら服は着ろ」みたいな。

ただ、商業として表現物を流通させるにあたって、プラットフォーマー(配信元サイトとか)や決済を受け持つ企業により、外的基準が(主に商業的な理由から)どう運用されるのかにはかなり注意が必要であると思う。
たとえば、表現物の流通に際して(「コストがかかる」などの理由から)その表現を用いて何が表現されているのかといった内容が検証されることなく、一律に「このような表現があるのでこのプラットフォームでは流通できません/当社のシステムでは決済できません」とされるのはなんか違うよね、ということ。
「売れ(てい)るから/売れ(てい)ないから」「コストがかからないから/かかるから」というのもひとつの外的基準ではあるし、むしろ商業的な流通ではそこが大事ではあるのだが、「最終的に倫理や良識に着地する表現物でも、特定の表現を含むことで一律にbanされる」ような「商業的事なかれ主義」というのは良からぬことではあるのかな、と思う。

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。