『完結版 アーシアン 1』
高河ゆん著、集英社 2002年10月発行
天使(異星人)が地球人を評価し、マイナス評価が1万になれば人類を滅ぼす。プラスの評価員ちはやとマイナスの評価員影艶コンビを軸に描く、BL漫画でもあり、SFでもあり、ファンタジーでもある。1980年代から15年にわたって連載された作品。2002年完結。
最初の方だけは読んだことがあった。懐かしい。意外と覚えているものだねー。現在の水準で眺めてしまうと、絵とか読みやすさとか構成とかちょっともにょるし、80年代の表現にぎくりとしたりもする。徹底的に同性愛が否定された舞台での同性愛、というのも、なんかテンプレ過ぎるのね。それでも、たまに思い出して、無性に読みたくなったりする、そういう類いの作品。