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『ダンテズ・ピーク』(1997)予告編 - YouTube youtube.com/watch?v=_Y8laXj5aQ

1997年、火山噴火を扱ったディザスターパニック映画が2本公開された。1本は米北西部の休火山が噴火する本作、もう1本はロサンゼルスのど真ん中で噴火が始まる『ボルケーノ』で、そちらはトミー・リー・ジョーンズが主演。

そんなバカなと思ってしまう(けど大好きな)『ボルケーノ』と対照的に、『ダンテズ・ピーク』はなかなかリアリティがある。何よりストーリーのテンポが良い。土石流や火砕流のCGや特撮も、当時としてはとてもよく出来ていて迫力がある。ターミネーターシリーズでサラ・コナーを演じるリンダ・ハミルトンが市長役で出ている。ジェームズ・ボンドで知られるピアース・ブロスナンが主人公の火山学者を演じる。

この作品、アイダホ州のウォレスがロケ地らしい。ストリートビューで見ると、たしかに見覚えのある風景が。なお、ダンテズ・ピーク火口のロケ地はセント・ヘレンズ。本物だ。

当時はまだCG制作の技術も装置も未熟で、そのため至る所にミニチュアなどが使われ、CGと合成されている。現在なら家庭用のコンピューターでもできる程度のCGも当時は無理だった。このあたりの話は以下の記事に詳しい。

【解説】映画『ダンテズ・ピーク』リアリティを追求したディザスター映画の秀作(前編)|CINEMORE(シネモア) cinemore.jp/jp/erudition/2385/

【解説】映画『ダンテズ・ピーク』CG未発達の時代に、迫力のディザスターシーンはどう作られたか?(後編)|CINEMORE(シネモア) cinemore.jp/jp/erudition/2385/

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