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調達の快楽、開発の快楽、廃棄の快楽…etc.などと「くくり」を細かくしていくと、法人/個人の経済活動は、生命一般のそれとよく似てくるし、芸術活動の「くくり」とも見分けがつかなくなる。

いまや語弊しかないけど、経済的欲望(働きたい)と文化的欲望(休みたい)が対比しづらくなる、と言い換えてもいい。

ここまでは(いまはなき雑誌へ)寄稿したときに考えた。さらに話を先へ進めるなら、「くくり」ごとの機能や「しくみ」全体の働きに目を向ける必要があって、これは医療政策における健康診断プログラムと同じ発想かな。「頭がわるい」のか「胃腸が弱い」のか「足が衰えている」のかを知るということ。

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資本主義的な享楽(?)について考えるときには、産業連関表みたいな枠組みがかえって有効なのかな。生産の快楽(つくってあそぼ)、流通の快楽(君に届け)、消費の快楽(これは便利!)

ひと言でいえば「『家』から『部屋』へ」とでもフレージングできるところで、社交の輪からはじき出されて「部屋」を持てないひとたちはどう生きるかについて、家族概念の検討と評価にかかるとんでもない労力を避けるところから始められないか、ということかもしれない。まださほど考えはまとまっていないけれど

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『トランスジェンダー入門』がその後半で(かなり強い語調で)戸籍制度や「家族」概念の弊害を述べる姿勢にはしっかり共感しつつ、では具体的にどう統治コストと心理的不安を下げるかと考えると、ごく抽象的な水準では「親子」概念や複数主体のグループ化、なんらかの代理-表象システムといった論理構造を否定しきるのはかなり難しいだろうとも思う。

血縁関係や地縁的衆合を(続けたいひとは)否定せず、その呼称をゆるやかに変えていく名目的な操作がむしろ意外と効きそう、とでもいうか。学校教育では「親御さん」と呼ばずに「保護者」と言う、みたいな程度の話に落ちがちで、制度論から遠のきそうなのは気がかりだけど。

要介護世代をその子世代が多世帯住宅で扶養する風景が当たり前になっていて、認知や言語能力の衰えが一線を超えると、その被扶養者はある家屋の住人全体を代表する責任者ではいられない。「家長」ではなく「世帯主」を基礎とした社会制度のチューニングは、「家族」を守りたい層からこそ、むしろかつてなく求められているのかもしれないなと。

大規模言語モデルとプロンプトエンジニアリングの進歩がどこで頭打ちになるか次第だろうけど、所定の執筆仕様をまとめておけば、「毎日1冊本を出す」ことも不可能ではなくなるんだろう。

『トランスジェンダー入門』は編集者との顔合わせ(2022.10.17)から2日で企画会議を通り、2ヶ月で(おそらく初稿が)書き上がり、翌年5月にはもうあとがきが書かれ、7月に出版されていると知った。すごいなぁ。

物語をよく読む子は長文に耐えられるから、結果的に読み書きリテラシーが上がるということのよう note.com/sakunary/n/n37bbe3940

20世紀のフィクション作家で政治家としてもっとも高い役職に就いたのは石原慎太郎(運輸大臣を短期間)かと思いきや、戦後に犬養健が法務大臣を2期務めていた。

現代日本人は文学博士にはなれるが(博士号の取得)、文章博士にはなれない(言語政策などを単独で統括する閣僚級のポストはない)

(漢語の借用やかな文字の勃興期を含む)日本語圏で「もの書きがいちばん尊敬されていた時代」というと、奈良時代から平安時代にかけて「文章博士」が上級官職だった頃なのかなぁと思った
ja.m.wikipedia.org/wiki/文章博士

時事問題をとことん記号化して扱うと、次世代がポストモーテム(事後検証)に手を着けやすくはなるんですよね

めっちゃいい理念

「健康」と「尊厳」だけを理念とした団体であり、刊行物は利を求めず、政治的な要素も含まず、ただ自分の赴くままといった性質を持つ。[
ja.m.wikipedia.org/wiki/新月社

初めて原稿料をもらったのは「じぶんたちで作った冊子の余り予算」だった。そのとき僕は「もう僕が書かなくてもいい」と書いたはずだ。なのにいまでもしつこく書き続けているのは僕だけじゃないか。

架空の書評や時事ニュース、定型詩、広告コピー、非実在の書名どころか作家遍歴すら本文ありきで自動生成できちゃうなら、もうだれも「書かなくてもいい」とはならず、さまざまな「書きたい/読みたい気持ち」を満たせるサービスがますます渇望されて、時短技術と「手づくり」信仰がその日の気まぐれで浮かんでは消え、消えては浮かぶ、その苦楽にどこまで付き合いきれるか、みたいな世界観がそれなりに受け入れられるようになるんだろうか

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