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文学フリマの皮算用(シビアな話に聴こえるかも) 

本体価格の10%を販売費とみて、出展1日の諸経費(出展料、人件費、交通費…etc.)をその日に費用回収しようとすると、20万円分くらいは売らないと…という試算になる。よほどの人気サークルでもなかなか厳しいハードルかなと思う。2,000円の本を7時間で100部売ることになるし。

そんなに無理せず、著者・編集者はボランティアでよくて、実費(印刷費とか出展料とか)だけでもペイすればいいやと考えると、10万円くらいで費用回収できる。このラインなら一定数のサークルにとって現実味がありそう。出展者全体の数%くらいしか到達できないかもしれないけど。

もっと気軽に、出展料とランチ代くらい稼げれば十分で、あとは会場で旧友交歓しよう、通販もあるし、くらいに考えるなら、数万円くらいの予算でも黒字化はできそう。ホチキス本を数十部ほど頒布するような規模感で。

他サークルの新刊を買いたいし、支出は数千円に抑えたいかなぁと思うなら、ボランティアで売り子をしたり、来場客としてのみ参加するほうが楽しい体験になりそう。

――と考えていくと、ここしばらくは「いかに無理をしないか」が大切なのかもしれないですね。下手に商機を見込むと空振りしそう。それもまた、やがて楽しい思い出ですが。

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