エリアゼロ前後のネモ、ペパー、ボタンの人物造型がとてもなめらかで、子供にも分かりやすく色分けしてあるし、一連の台詞を書いたひとはすごい

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台詞量の制限もあろうけど、前半から中盤にかけて人物描写の役割を担うのは言葉ではなく手持ちポケモンの構成や出現タイミング、動作や表情のほう。たぶん文字列だけ抜き出すとbotみたいに味気なくなる。とはいえそれも結果的に「ほどよい謎めかし」になっていて、終盤にそれぞれの語りが増えることで「同級生は話しかけてみたら意外と人間だった」という印象づくりに寄与しているというか

シリーズを重ねるにつれて、物語の基本理念が「地域社会や学校からはぐれたのけ者の旅立ち」から「身近な大人や友達に支えられながら貴重な少年少女時代を過ごす」に少しずつスライドしている感はあって、第3世代くらい(?)まではありふれていた「身寄りがなさそうな孤独な未成年」の表象が目立たなくなっているのかもしれない。悪役の描き方も「裏社会を牛耳る大やくざ」から、「周りに馴染めなかった浮きこぼれ、落ちこぼれ、いたずらっ子」へシフトしてるし。

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