出家をする、という話をすると、たいして仲良くない人こそ「どうして出家を?!」と聞いてくるのが面白い。
出家とはライフステージをすすめることだと考えるならば、「出家します!」→「そうなんですか!おめでとうございます!」が正しいのではないだろうか。なぜ人と違うことをする人ばかり語らなくてはいけないのか。
だって多くの人は「結婚します!」→「おめでとうございます!」と言うのであり、「ええっ?!なんで結婚するの?!」とは聞かれない。
というか、結婚する人に「ええっ?!どうして結婚するんですか?!」と聞いてみると面白いかもしれない。マジョリティこそ語るべきだから。
自分がしたいことについて、逐一その理由を語らなければいけない時、自分が少数派であると感じる。
多くの多数派の人たちは、その理由を語らない。「なんとなく」「みんなもやってるから」で許される。
いつも、少数派の人ばかりがその理由を語らされる。それが豊かな語りを生んでいる側面もあるけれど。