斉藤章佳参考人の話メモ1(小児性加害者の話を含みます) 

6/13参院法務委員会 斉藤章佳参考人
webtv.sangiin.go.jp/webtv/inde
・2500名以上の性犯罪加害者の再犯防止プログラムに関わってきた
・「再犯するのがわかっているから刑務所を出たくない」という受刑者の声
・このメッセージには刑事司法の問題が凝縮されている
・逮捕起訴は報道が注目するが、その後の受刑・出所・就労といったことは注目されない
・出所後、野放しでどこともつながれない
・再犯して刑務所に戻るということになる
・小児性加害者117名へのヒアリング結果
・初めての性加害から治療につながるまで平均14年
・痴漢は8年、盗撮は7.2年というデータがある
・小児性加害者の場合は倍の14年かかっている
・これは「泣き寝入りしそうな相手」を狙っているから
・特に小学校1~3年生
・「男児のほうが声を上げにくいから」狙う加害者が結構いる
・未治療の性犯罪加害者1人は平均380人の被害者を出し、518回の性加害を行う
・この話を刑務所でしたところ、ある受刑者は「その3倍はやった」
・子供への性加害は暗数がとても多いのが現場の実感

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斉藤章佳参考人の話メモ2(小児性加害者の話を含みます) 

・子供への性加害前科2回以上の者の再犯率は84.6%
・子供へ性的な関心を持つ人は人口のうち男性5%、女性1~3%
・小児性愛には13歳未満の児童のみを対象とする「純粋型」とそれ以上も対象とする「混合型」がある
・参考人のクリニックでは1割が純粋型、9割が混合型
・児童への性交を想起していても生涯実行に移さない人も一定数いる
・加害者の複雑なセクシュアリティ
・キッズライン事件の加害者は男児のみが性対象
・成人なら男女とも性対象、児童は男児のみというケースもある
・加害者から見える世界
・「自分の行為は受け入れられて当然である」という認知
・彼らの言う「かわいい」は「脅かさない」という保障の上にある
・法律に「同意」の言葉が入ることで認識をアップデートするきっかけになる
・刑罰によるアプローチは限界がきている
・医療モデル、社会モデル、社会福祉モデルを加えて総合的に行うべき
・診断名を付けて過剰に病理化することで本人の行為責任を隠蔽してしまうリスク
・支援者は小児性加害の正しい知識が必要
・「グルーミング」という言葉も多くの人が知ってほしい
・啓発、性教育が一次予防
・加害者プログラムにも性教育を導入したら「もっと早く知りたかった」との声があった

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