『三体』読了。
 
梶尾真治の『さすらいエマノン』に「いくたびザナハラード」というお話があって、人類だけを滅ぼす装置が出てくるのですが、最初に読んだ時は自分なら迷いなく装置を使うな、と思い、結末を噛みしめていました。それから何かの折に思い出しては、使うか、使わないか、どうするかを、考えていたりします。
その中で、『三体』ではあんな問いかけと答えが提示されて、なんだか呆気にとられてしまいました。そこまでスケールが大きくなる必要があるのか、と。
 
この話が面白いのはわかるけれど、好みかと言われるとそうではない、ので、やっぱり私はSF読みではないんだよなー。続きは気になるのでがんばって読みます! がんばって、というのは、謎以外に先を知りたい気持ちを燃やすガソリンがないからです。うう。でも結末が知りたいんだよ!

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しまった、読了って、三体の一巻だけです! 二巻(上下)はこのあと読みます! 三巻も。
でも今手元にあるのは球状閃電……。

『球状閃電』読了。

こっちはガチの技術移転話でちょっと暗澹たる気持ちになるオチでした。
林雲も葉文潔も、技術を手中にしているからには結果を出す、という意味において似た立ち位置であり、意思の強さが並外れていて周囲が薙ぎ倒されていくのが面白いといえば面白いのですが、その結果当人は自覚の上とはいえ焼け野原に佇んでいるので、読後感が荒涼としています。
とりあえず2と3を読もう。

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