母が私と弟合わせて20年間続けたPTAを今年引退するんだけれど、なぜ毎年大変なPTAに入っていたのか聞いたら意外な答えが返ってきて、胸がキュッとなった。
始まりは私が保育児の時だったらしい。ある日保育園から帰った私が母に「私は何人なの?」と聞いたそう。
母がそれを聞いて、これはきっと友達ではなく、友達の親に言われたのだろうと思ったらしい。
それから母は私がミックス故にこれから苦労するかもしれないと思いPTAに入り、自ら家族の素性を明かしたそう。
当時は外国人に対する偏見は今よりも強くて、母は私が虐められないように親同士で仲良くしウチの子はミックスだけど危険ではないと周知するためにずっと仕事で忙しいながらPTAにいてくれたそうだ。
今年でPTAを引退する母は、今日はじめてこれを話した。寂しいと言いながらPTA最後の仕事である「卒業」のポスターを作成しながら。そういえば母に「もし何人か聞かれたら地球人と答えなさい」と小学生の頃言われた記憶がある。
当時はなんじゃそりゃと思いながら笑っていたけれど、外国人として差別的なことを露骨にされるようになって気付いたよ。
あれはある意味で防御法だったんだね。
子どもの私を守ってくれてありがとう。長い間PTA活動お疲れ様でした。ミックスの私は差別に負けません。
@kankichi 素敵なお母様ですね。私はミックスのおばさん。インターナショナルスクールから、日本の小学校に移ったら、珍しがられて、休み時間には大勢の生徒が教室に私を見物に来て、怖くてお手洗いにも行けませんでした。朝の朝礼では、腕の毛が濃いとか色々と身体的特徴のことを周りの子たちに言われ、学校に行くのがイヤで、毎朝、お腹が痛くなったけれど、母も先生方も誰も気がついてくれませんでした。非常に辛い環境黙って耐える事に慣れてしまい、自分に害のある環境に留まってしまう悪循環になりました。米国では前職の大学では、上司でもある教授に盗作されても黙って我慢したことなど、後悔が多いです。お母様が守ってくれたのは本当に大きな贈り物です。