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私自身は今回の上演を見ていないので、その良し悪しを言うことは出来ない。ただ、私がオペラを「聴く」のは完全に音楽作品としてで、舞台を「見る」という観点が希薄なのはその通り。演劇が好きな人がオペラも「見に」来るという層が日本にどの程度いるのか、印象としてはそれほどではないのかな、という気もする。

長木誠司の「問題は、観客がオペラに何を求めるのかということ。作曲者の書いた通りのものを聴きたいのか、それともオペラという『演劇』を通して何か新しい世界をつかみたいと思うのか。日本という国に、前者の方が圧倒的に多いということだと思います」という指摘は、まさにその通りだなと思うけれど、ではその前提に立った時に、こういう現代の価値観にそぐわない作品をどうすることになるのか、という課題は残っていると思う。

XユーザーのDaisuke HIROSE 広瀬 大介さん:
「有料記事がプレゼントされました!11月8日 16:03まで全文お読みいただけます

演出に「冒瀆」と批判も 「影のない女」が問う日本のオペラの現在地:朝日新聞デジタル
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