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「鏡の振動を抑える鏡防振懸架装置は、全20基のうち少なくとも9基に鏡の位置の制御に必要な磁石の脱落があり、鏡の位置を遠隔で調整できなくなりました。また、防振装置の一部が本来であれば接触してはならない位置で接触していることも判明しました。また、振動を計る加速度計の一部から信号が届かなくなっていることや、冷却装置に必要な給水ポンプが1月13日に停止した影響で装置の一部を冷却できなくなるトラブルも発生しています。

部品の脱落や遠隔で調整ができない状況であることから、修理と調整の作業は手動で行う必要があります。このため、装置を包む真空装置の内部に一旦空気を入れ、修復と調整作業を行った後、再度真空に置く必要があります。一部の装置についてはすでにこの作業に着手していますが、まだ着手できていない装置もあります。また、鏡は地震発生当時にはマイナス188℃の極低温に冷却されていたため、調整のため室温に戻した後は再度冷却する必要があります。

これらのことから、修理にはそれぞれの装置によって、1か月から数か月程度の時間がかかると見積もられています。」

>日本の重力波望遠鏡「KAGRA」被災状況の詳細が判明 能登半島地震の影響 | sorae 宇宙へのポータルサイト
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