<救急車は有料にすべきだと思います>という為末大氏の発言、緊急と認めがたい者が救急車を呼ぶ行為への抑止になる、との考えからだろうが、浅慮としかいいようがない。一般人に緊急性は咄嗟に判断できないものだし、有料にしたところでタクシー代わりに利用する不届者が減るという保証はどこにもない。
それよりも、救急車を有料にするべき論が一人歩きすることによって、急を要する事態に陥った人が119番を躊躇ってしまうようでは元も子もない。困ったときには救急車が駆けつけてくれる、その市民の信頼感を損なうような、命のセイフティネットを断ち切っていくような言説を、著名人が軽々に流布してもらいたくない。

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@iwashi_dokuhaku 健康保険の場合でも過剰利用が口実で1割負担が推し進められた経緯があって、どうもこの手の「抑止力として有効」という考え方がそれ以来世間に流布してしまったと個人的には感じています。

本当は、当座は無償とした上で、後日監査して無効だと判断されたらその分を請求する、という制度にすべきだと思うのですが、どうもその監査をやる人間の事務経費をケチりたがる傾向が行政側にある様で…。

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