レスピーギ:教会のステンドグラス
フィルハーモニア管弦楽団/ジェフリー・サイモン(Cond.)
夏場とかウサを晴らしたい時とかに、「鳴りっぷりのいい曲」を鳴らしたい時に引っ張り出す音源。
実は1〜3曲まではピアノ曲の原曲があるのだけれど、あれが何でこんなに分厚いオーケストレーションをまとった曲に一変できるのか、ピアノ曲の段階でレスピーギの頭の中では既にオケ曲として鳴っていたのか、不思議でしょうがない。
終曲はオケ曲オリジナルとして追加されたもの。最初に提示される3つの音が教会の鐘をイメージしているけれど、3曲目でしっかりチャイムを使っているのに、この楽章では最初から最後までチャイムは一切使わない。レスピーギのオーケストレーションへの拘りが良くわかる曲。