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ベートーヴェン:交響曲第7番(9管楽器編曲版)ト長調
ウィーン管楽協会アンサンブル

一応ベートーヴェンが「監修」したものではあるらしい。当時は今の様に録音などなかったから、こういうアレンジで少しでも演奏機会を増やすという意味合いもあったらしい。

問題は何でこれが「イ長調」から「ト長調」に移調されたのかが良くわからない。ヘ長調とかであればクラリネットやホルンの様な移調楽器を意識したと言えるのだが、同じシャープ系の調であるイ長調からト長調だとそういう話ではない筈。あるいは音高を少し下げて演奏しやすくする意図か。

ともあれ、普段イ長調で聞き慣れたイメージが強くあるだけに、1音低いだけで随分と違和感が出てしまう。これほどまでにイ長調のイメージがこびりついているのだとは、この録音を聴くまで意識しなかった。

とは言え、これもベートーヴェンが世に普及していく過程で生み出されたものの1つであることには変わりはない。ちょっと珍しいものを聴いた。

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