ブルックナー:交響曲第7番
ケルン・ギュルツェニヒ管/フランソワ=グザヴィエ・ロト
あのロトがブルックナーとなれば、これは多少なりとも従来とは違うアプローチで来るのは必定で、案の定の軽快なブルックナー。これはこれで悪くはないけれど、賛否は大きく割れそう。
特に偶数楽章にロトの強い特徴が出ている。
前にパーヴォ・ヤルヴィがブルックナーについて、1つのイメージですべての交響曲を共通して捕らえるアプローチに異を唱えていたけれど、そういう意見に賛同できる人はこういう演奏にも肯定的に向き合えるのではなかろうか。