安易な「作品に罪はない」言説が危険なのは確かにその通りなんだが、じゃあ電気グルーヴはどうなんだろう。井上陽水も大麻で捕まったことがある……となると、犯した「罪」の大きさや性質、さらに直接の被害者またはその親族が生存しているか、なども含めて、もう少し丁寧な腑分けと判断が必要ではないか、とも思う。さもないと我々は、ジェズアルドのマドリガルさえ楽しめなくなってしまう。

こういう論法って、しばしば呉智英のような連中が告発の無効化のために用いるのが常なので、あまり振り回すのは良くないが、「罪の種別」「被害者(あるいはその家族)が生存しているか」「どのくらい過去の(そして規模の)罪か」などの条件を勘案した上で、個々のケースに応じて考えるしかないような気もする。

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@november1952 基本的には、その人の地位や名声、あるいはその作品が成立する上で「罪」自体が影響していると言えるかどうかが、判断材料の1つになっていると言えるかなと思います。薬物がさほど作品評価に影響しないケースが多いのはそういうことかと。

セクハラやパワハラの場合、そこに働く「ヘゲモニー」が加害者側の地位と密接に繋がりがあるから、やはりその後の評価には大きく影を落とすことになるんだと思います。

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