「稀に、雷雲を伴う嵐の中で、通常の稲妻より少なくとも10倍は強力な放電が発生し、その電磁パルスが大気中を上昇することがあります。
この電磁パルスが中間圏にぶつかって、窒素を励起(れいき、外部からエネルギーを与えて原子や分子を高エネルギー状態に移すこと)すると、「スプライト(SPRITE)」と呼ばれる赤色の発光が生じます。
さらに、この打ち上げ花火のようなスプライトがそのまま上昇を続けて、熱圏の電離層下部に衝突すると、同じように窒素を励起させて、今度はドーナツ状に広がる発光現象が起こります。
これが「エルブス(ELVES)」です。」
大気中の放電現象ってまだまだ知られていないことが多いんだなぁ。
>イタリアの夜空に不気味な赤い輪!非常に珍しい気象現象「エルブス(ELVES)」 - ナゾロジー
https://nazology.net/archives/124357