ちょっと遅くなったけど、金曜に西洋美術館で「写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙(内藤コレクション)」を見てきた。コロナ禍のひどいときにやった二回の小展示をまとめて+αしたもの。
要するに手書きのの本の1ページを額装したものなので、大きくてもせいぜい縦40cm程度、小さいものは文字通り手のひらサイズ、10cmあるかないか。その小さいところに、絵も字も、米粒どころか胡麻粒サイズに書き込んだ見事さは、息をのむほど。書く技術も凄いけど、これは年を取ったり夜の蠟燭の下だったりでは、とても読めないと思った。本好きにはお勧めの展示だけど、保存のためにめちゃくちゃ室温が低いので、羽織りものがあったほうがよさそう(五分袖で凍えました)。