今日のお昼どうしようかな。平日のランチはいつもちょっとだけ幻滅が伴う。思ったよりも高かった、量が多かったり少なかったりした、店員さんがイライラしていた、床がペタペタいった、ほかの客の圧が嫌だった、そもそも食べたいのこれじゃなかった──、なにかしらの「こんなはずじゃなかった」がほとんど毎回あると、いつしか行くお店が代わり映えしなくなる。

限られた時間で、未知に踏み出すだけの好奇心や勇気を振り絞る。ちょっとした冒険に必要な元気が減退してるのを感じる。たいしたことじゃないのに、どうしてこうも失敗を避けるようになってるんだろう。

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心身ともに傷の治りが遅くなってきて、せめて自分は自分に優しくしてあげようという気持ちが強くなってるけど、それは傷つきを回避できるようにあらゆるリスクを取り除くということではないのよな。自分はちゃんとやってみたいと思えば挑戦できるし、傷ついたとしても立ち直ることができるのだと何度も言い聞かせるほうがずっといい。ハチクロの森田みたいなこと言ってる。

しかし、こうも賃金に対して釣り合いがとれないほどモノの値段が上がってると、一回のランチの失敗はたしかに大ダメージではある。

今日は凶暴な気持ちだったのでガーリックチップの載った味噌ラーメン。900円。初めての店で、一度通り過ぎて、思い直して引き返した。ふつうにおいしかった。だいたいの挑戦は、良くも悪くもないまずまずのところに収まる。そして蚊もなく不可もないありふれた結果というのは、心配性で欲張りな人間からすると拍子抜けで、やはり幻滅を呼び起こすのだ。

結果、最近はあちこち挑戦しないな。まあ、歩いて、現実的な範囲でとなると似たようなチョイスになる。

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