社会の高齢化のなにが問題かって、いまの三〇代くらいが「いつまで経っても若いもの扱いされる」というのがあると思う。
二〇代で「まだまだ若いだから」と言われるのはまだよかったけれど、三〇過ぎても変わらず言われて、これ、このままずっと繰り越されていくのでは、と思うとぞっとする。
どこかで与えられる側から与える側へのシフトが必要で、それを成熟と呼びならわしてきたのだと思うけれど、硬直化した組織の中では上の世代が量で圧倒してきて、いつまでも与えられる側に甘んじられてしまう状況がある。こわい。
下の世代へのお節介な親切心が人を成熟させるのだと思うのだけど、いまの僕は高校時代の部活の先輩や、大学時代の怖いOBほども大人になれていない気がする。とっくに当時のあの人たちの年齢を越しているのに。僕自身がかつて誰かの「先輩」であったときですら、おそらく今以上に大人びていただろうと思う。
若手はもういい。後進のための地味で泥臭い舗装作業に取りかかりたいのだが、そんな日は来るのだろうか。
様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。