「研究と創作のための必携書」とあるけれども、この本は西洋文学が好きな人は更に理解を深められるし、暇な時に何気なくランダムなページを開いても充分楽しめるのではないだろうか。
『西洋文学テーマ・モチーフ事典』
ホルスト・S・デムリヒ / イングリッド・G・デムリヒ 著
川東雅樹 訳
国書刊行会
https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336074768/
この手の要素系事典は既に同出版社で『西洋文学テーマ・モチーフ事典』が刊行されているけれども、こちらはより古今東西から網羅的に収録されていて汎用性は高そう。お値段もその分お高いのだが。
出版社自ら「少々様子のおかしい」と表現しているパンフレットを拝見したけれども、確かに収録項目の羅列部分で圧倒されてしまった。
https://x.com/KokushoKankokai/status/1846114305986760993
『物語要素事典』
神山重彦 著
国書刊行会
https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336076458/