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杉江松恋さんとの月例SFレビュー番組「これって、SF?」、11月号(10月刊行分)その2です。今回は動画が2本に分かれています。
前編では私が人間六度『推しはまだ生きているか』(集英社)、後編では杉江さんが小川哲『スメラミシング』(河出書房新社)を紹介しています。
youtube.com/watch?v=hcIEN6dPap

『推しはまだ生きているか』は〈小説すばる〉掲載の5篇から成る短篇集です。
閉鎖環境・終末世界・寄生生物・サイボーグといったいかにもSFな設定やガジェットと、持続可能性・推し活・婚活など現代的な要素がうまく組み合わせられていて、幅広い読者におすすめの一冊です。
hanmoto.com/bd/isbn/9784087718

『スメラミシング』は〈文藝〉掲載作など6篇を収める短篇集です。
陰謀論テーマの表題作、八瀬童子×デリバリー「密林の殯」、聖書の秘密「七十人の翻訳者たち」など、信仰に関わる作品が並んでおり、初出時は懐かしい感じのSFだと思っていた「ちょっとした奇跡」もこの並びだとまた少し違う味わいになります。
hanmoto.com/bd/isbn/9784309032

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