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杉江松恋さんとの月例SFレビュー番組「これって、SF?」、6月号(5月刊行分)その3です。

私は、日本SF作家クラブ編『地球へのSF』(ハヤカワ文庫JA)を取り上げました。
大きく“地球”をテーマにした22編から成るアンソロジーです。ベテランから新鋭まで幅広い作家が参加しています。地球規模の~、環境、経済、生態系など、切り口も多彩。収録作が多いので、悩みつつ3作に絞って紹介しました。その1で紹介した『シリコンバレーのドローン海賊』との併読もおすすめです。

杉江さんが紹介されたのは、池澤春菜『わたしは孤独な星のように』(早川書房)です。
声優やエッセイストとしても活躍する著者にとって、初めての小説集。さまざまな分野に挑戦してきた経験からくる題材選びと、それに応じて選択される文体の多彩さに唸らされました。個人的には、弔いの静謐さと凛とした清々しさが同居する表題作が好み。全体を通して、芯の強さを感じさせる作品集です。
youtube.com/watch?si=WE4tsomcf

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