杉江松恋さんとの月刊SFレビュー番組「これって、SF?」、10月号その2です。今回は、期待の新鋭2冊です。
私は、青島もうじき『私は命の縷々々々々々』(星海社FICTIONS)を紹介しました。
続いてゆく命について、そのために課される選択についての思弁的青春SFです。思索にかたちを与える言葉・文章に独自性があって、帯に謳われている思弁・恋愛・ミステリ要素に加えて、言語SF的な側面もあると思います。
杉江さんのご紹介本は、高丘哲次『最果ての泥徒』(新潮社)です。
一種の人型ロボット・泥徒(ゴーレム)技術を20世紀初頭に導入した改変歴史冒険小説で、泥徒技術の進歩と歴史の改変が絡み合いながら進むのが魅力的でした。人×ロボの異種バディものとしてもおもしろいです。
https://www.youtube.com/watch?v=Nraxcprqh-0&t=260s