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月列SF書評番組「これって、SF?」2023年4月号その3です。
個人的には、この回の2冊は年間ベスト候補です。

私は、マシュー・ベイカー『アメリカへようこそ』(田内志文訳/KADOKAWA)を紹介しています。
版元サイトにはSF短篇集とありますね。偽の言葉を作る仕事、記憶を消す刑罰などの奇抜な設定はもちろん、事物・感情・経験の列挙・羅列で情感を醸し出す独特の文章がすごいです。

杉江さんご紹介の斜線堂有紀『回樹』(早川書房)は、多方面で活躍中の著者による初のSF短篇集。こちらも、一体どこから出てきたんだという発想がまずすごい。
いわゆるバカSFになりそうな設定が、動画中でも触れた死・喪失・痛みといった切実なモチーフと絡んで、やはり独特の情感を生んでいます。
youtube.com/watch?v=SwaFTjJwSS

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