ずーっと前からAndroidの弱点だったサポートが異様に短い問題、やっとマシにはなりそうなんだけど、大きな問題は3つ。
1⃣メーカーとキャリアがメンテしたがらない
2⃣SoCがメンテしない
3⃣ハードウェアが持たない(特にバッテリー)

1⃣のメーカーとキャリアがメンテしたがらないはそのまんま、端末メーカーは売り切りで勝負したいしキャリアは2年ごとに買い替えてもらうことで利益を得るので、キャリアとメーカーががっちりタッグを組むことで提供してこなかった。
なので昔からサムスンとかソニー(ソニエリ)は同じモデルのグローバル版の方が国内キャリア版よりも3つメリットがあった。

・NOTTVとかFelicaみたいな日本でしか使わないハードウェアを乗せない
・OSサポートがだいたい1〜2バージョン長い
・ストレージが国内キャリア版よりも大きい

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2⃣ 1のキャリアとメーカーがやる気を出したところで実は次の壁が待っていて、iPhoneがAndroidよりも長いサポートを提供してこれた理由はこれが一番大きい(だから高いんだけど)
端的に言うと、Qualcommが長期間SoCやモデムのサポートをしないので、メーカーがやる気になってもそれ以上長いサポートを提供しょうがない。

脆弱性というのは見つかるもので、セキュリティアップデートを継続することで被害が発生しない状態を保つしかない。

Androidはkernelがオープンソースだけれども、SoCや通信に使うモデムはプロプライエタリなので、メンテナンスは実質的にメーカー以外できない。なのにQualcommがサポート期間をiPhone並にしないとメーカーがどんなにメンテナンスを頑張ったところでAndroidをiPhoneと同じ期間安全に使うことができない。FairPhone 5が8年のセキュリティ付きサポートを表明したのはQualcomm QCM6490に8年間のサポートを付けさせたから。

また、iPhoneがAppleの都合でサポートを頑張れているのはiPhoneのSoCが自社製造だからである。

同じような立場でTensorをSoCにしているGoogleがPixel8で7年間のサポートを表明したので、Qualcommも全部このくらいにしてくれることを祈るばかり。

サムスンも自社で作ってるExynosは自社でサポート期間を決めれるはずなので、Qualcommを乗せてるモデルよりもExynosを乗せてるモデルのほうがサポート長いことを売りにできるし、サムスン以外のExynosを使ってるメーカーへの訴求ポイントにもできる。

3⃣ソフトウェアとは別に、ハードウェアは壊れゆくもので、シンプルにゴムは劣化するし、リチウムイオン電池は500回の充放電を寿命とするものが大半。フレームが変形するレベルの衝撃を与えたり画面を割ったり、LCDパネルの寿命で線が入ったりという故障は想定できる。
このうち電池は以前のAndroidは裏蓋を開けて電池パックを変えれるのが当たり前だったので、バッテリーパックの供給を絶やさないようなんとかしてもらうしかない。FairPhoneのようにユーザーでできるようにするか、持ち込み修理の窓口を確保するかでどうにかできる問題。

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