『漫才過剰考察』高比良くるま 感想
ラジオで話してる内容を書いてるだけと言ってたけど、この話もうちょっと聞きたいなと思ってたところが書かれてて良かった。東西南北のお笑いの傾向に関するの考察のところです。実はM-1の視聴率(確か)は大阪より青森の方が高いっていうニュースを見たことがあるから他の地域よりM-1ネタは伝わりやすいのかも知れない。これは北口はM-1の時期はただでさえ寒いのにわざわざ夜に外出したくないから家にこもる人が多いから何ではないかとちょっと思ってる。あとは娯楽が少ないのでテレビの占有率が高い、高齢者が多いから他の娯楽(ネット配信とか)にたどり着けてない、あたりも要因としてありそう。漫才考察も興味深かったけど個人的にこの本の本番は粗品との対談だった。霜降りを追ってないので分からないけど、粗品がここまでお笑いについて話すことあったのかな?若いM-1王者として粗品とくるまって同じ感じで括られがちだけど、自己肯定感バリ高の粗品と逆に低すぎるくるまで真逆なんだな。なのでお互い考えや思ってることが違うし、どちらも「それなんで?」って聞くからいろいろ話が深く聞けて面白かった。