KGF上げ/サラール下げみたいになっちゃったから伏せておくんだけど
KGFのロッキーはもともと「持たざる者」で、その彼が抱えた狂気とも言えるほどのきわめて個人的な”願い”が、結果的に彼と同じく「持たざる者」である民衆を動かすのが好きなんだよね。圧倒的カリスマの英雄譚でありながら、革命の物語でもある。
一方、サラールのヴァラダは「持てる者」だ。もちろん彼が屈辱的な扱いを受けてきたのは確かで(停戦破棄を選ぶのは「その屈辱を許す必要はない」ということだと思うのでそういう姿勢は好き)、でも”小”とは言え領主だし、全然「持てる者」だよね…!?
結局のところ、現時点のサラールは「持てる者」同士の権力争いにすぎないんだよな~と思う。そこがね~~~やっぱりKGFのほうが好きかも…
ただし、そこにシャウリャンガという「奪われし者」たちが加わるわけで、続編のほうが断然面白くなるのでは…!という期待はある。ヴァラダとデーヴァの関係性は大変なことになりそうですが。
しかし、デーヴァも血筋からすると「持てる者」で、正当な継承権を持った者が流浪の果てに戻ってくる貴種流離譚だよね。バーフバリもそうだし、みんなプラバースさんにそういう役をしてほしいのか…?そう考えると、最終的にはデーヴァがカンサールの元首に…?