つづき 自解釈リーバルが戦士の頭領をしている周りの話
その後は、連合軍の活動として戦士たちを動員する時にはリーバルが英傑として指揮を執っている。王家中枢と各地方各種族の部隊をつなぐ中間管理職。
リーバルが英傑として特別召集されている時や、リト族の一族の単位で活動してる時は、残った戦士たちがやっている。
厄災の片がついたらリーバルの指揮も要らんくなるかな。先輩戦士たちもリーバルに自由に実力を伸ばしていってほしいので、必要がなければ仕事の声はかけない。
どうしようもない緊急時だけ「お前ならどうする?」「僕が指揮を取る」をする。
リーバルもリトの戦士たちも、「リーバルのやりたいようにさせる」が基本的には一番強いことは分かっているので。
ビタロック話とかもコレだな。「リーバルが一番リーバルのやり方を分かってるから好きにさせるしかない」miipさんの素敵設定と似たようなお話になってきてしまった、めちゃくちゃ引っ張られてる困った。
リーバルとテバがホームとしてるのはリトの村(飛行訓練場)だけれども、だいたい任務の時は各地のベースキャンプで過ごしている。描写が度々使い回されている謎の執務テントくん。
戦士たちは朝昼晩にミーティング報告会がある。任務後は隊長たちが報告書を出す。テバはリーバルより位が下の隊長格扱い。
つづき リト飛翔の力の話。添付のスクショ画像は、リトの弓術と飛行技術の関係性についての捏造話のやつ。「残心」の概念。
以下の文は、やくもく師弟総決算の草稿から抜粋してきたリトの飛翔能力についての文章。
◇◇◇
人のようで鳥でありながら、鳥のようで人であるリト族は、空を翔るために、翼の羽ばたきだけでなく人為的に風の流れを発生させる力を持つ。リトの子供は三つ五つ七つの歳の暮れにへブラの山颪の息吹きを浴びて、天の神からその風の加護を頂くのだと伝承に言う。実際に風の加護を頂いているから飛べるようになるのか、単に翼の成長が進んで飛べるようになるのかは、リト族の誰も知らない。
ただ、リトはたしかに空を翔る翼を持って生まれ、いつからか風を操る力を身に付ける。
翼の使い方は基本があっても、風の掴み方はリトによって千差万別だ。
リト族の飛翔技術というものは、翼を使いこなす体技と、そうした風の操り方と、二つの力を合わせて成る不思議めいたものなのだ。
ゆえにこそ、戦士たちは謎の多い飛翔の術の研鑽に熱意を持って徹しているとも言える。
◇◇◇
つづき リトの戦士の全体の話
リトの戦士たちが従う「強さ」の感覚は、だいぶ概念的なもの。
風を通して強者の魂を感じるとかその気配を共有する感覚というか。集合意識?
「それ/強さ」を感じられるかどうかが戦士の資質。直感のような無意識のような絶対的な「それ」があるから、リトの戦士たちはソロプレー輩が集まっている集団なのに、空を翔け風を繰り始めると、ぴたりと互いの邪魔をせず噛み合うように動く。認めた強者に従う。
訓練して技術を身に付けるだけではダメで、「それ」を感じ取り、リト戦士たちの間に共有される感覚網に入ることができて初めて、本当に「リトの戦士」であると言える。
翼を使いこなし飛行技術を鍛えると「それ」を知覚しやすいなどの話はあるが、現役リトの戦士たちもどうやって「それ」を感じて輪に入れるようになるのかは言葉にできないらしい。
一説には「それ」は魂に刻まれた資質であり、不可能な者には永遠に不可能なものであるとか言われる。
「それ」を感じ取れず輪に入れなくともリトの戦士の資格は得られるが、そういう戦士は自然と途中で止めてしまう。「それ」の輪の中にある「リトの戦士」たちとの違いが技術を身につけて視野を広げれば広げるほど分かってきてしまうので。
ハツはこのタイプだな。止めたのは家庭の事情もあるけど。