上川多実『〈寝た子〉なんているの? 見えづらい部落差別と私の日常』を読んだ

「社会の中で少数派であるということは、その社会の「想定内」に入れないということなのだ」という一文が心に残った

特に、上川さん自身も大きな影響を受けた概念として紹介されていた「現代的レイシズム」が衝撃的で、「こういうこと言う人、日本にもめっちゃいる!!」と思った

「現代的レイシズム」とは
①黒人に対する偏見や差別はすでに存在しておらず
②したがって黒人と白人の間の格差は黒人が努力しないことによるものであり
③それにもかかわらず黒人は差別に抗議し過剰な要求を行い
④本来得るべき以上の特権を得ている
という4つの信念のこと

アメリカのレイシズム(人種主義)の文脈から生まれた概念なのだそう

フォロー

参考文献が掲載されていたのもありがたかった!
初学者にもよさそうな本も紹介されていたので、また色々読んでみたいと思う

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。