すばる 2023年8月
【すばる文学賞受賞第一作】
大谷朝子「僕はうつ病くん」
【特集:トランスジェンダーの物語】
小説/桜庭一樹「赤」
小説/倉田タカシ「パッチワークの群島」
小説/川野芽生「Blue」
小説/岩川ありさ「僕と自分を呼ぶことが義務づけられた私」
小説/鈴木みのり「トランジット」
エッセイ/中村 中「いつになったら、私は人間になれるのだろうか。」
エッセイ/三木那由他「私たちには物語が必要だ」
エッセイ/高井ゆと里「トランスジェンダーの定義を知りたいあなたへ」
随想/周司あきら「家父長の城」
【新刊刊行記念対談】
島田雅彦×金原ひとみ「「私」を更新し続けるために書くということ」
恩田陸×松浦寿輝「創作する人間の宿命について」
【講演】
平野啓一郎「キーンさんの思い出」
【連載】
江國香織、青山七恵、谷崎由依、村田沙耶香、高橋源一郎、奥泉光、今福龍太、池澤夏樹、村井理子、朝吹真理子、小津夜景、最果タヒ、辻山良雄、エリザベス・コール、高羽彩、安達茉莉子
【プレイヤード】
演劇、美術、映画、佐藤厚志「読書日録」、本
【日日是好日】
日比野コレコ(2)
『われらはすでに共にある 反トランス差別ZINE』が増補改定のうえ、『われらはすでに共にある 反トランス差別ブックレット』になって現代書館さんから刊行されます!!!!!
重要な論考が3本追加されてますので、すでにお持ちの方もぜひよろしくお願いします!!!!!!!!!
『反トランス差別ZINE われらはすでに共にある』が新たに論考・エッセイ3本とブックガイド4本を加えたブックレットととして商業出版されることとなりました。現代書館さんより8月下旬刊行予定です。どうぞよろしくお願いします!
ISBNの取得でいままで限定的だった流通がぐっと広がって、書店への取り寄せや学校や各自治体の図書館への納本のハードルが下がったのがうれしいです!
内容の増補とはいえすでに一定部数流通したものを商業出版に踏み切っていただいたことや、いち早くお話をいただいたこと、そしておそらくこれから公開になることなどなど現代書館さんにはほんとうに感謝、感謝です!
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784768459478
女性同性愛の美術をプロテストとして読み解いていく全2回の記事の前編が公開されました。
前編では世紀転換期の美術史上の作品たちがいかに同性愛を透明化しようとする困難に挑戦しどう抵抗し、そしてなぜそれが在るのに無いとされてきたのかを作家別に扱っています。
後日公開の後編では現代の作家たちの中にこれらの問題意識が、どのように変化していったのか、どのように残っているのかを考えながら、プライドとプロテストについて考えていきます。
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/female-homosexuality-in-art-202306
うお〜!泣きそう うれしくて
バゴプラで公開された王谷晶先生の「東京都稲城市に次元の扉が開いて十年が経った」が凄かったので共有
次元の扉、変わってゆく世界、異種族とのあれこれ、という舞台設定も凝っていたが、それ以上に提示された「自分自身と、自分自身を構成する要素のミスマッチ」の要素が鮮やかに描かれていてよかった
描かれたのは言わば「種の違和感」というものだけれど、普段から獣人とかケモナーとかについてあれこれ考えている分、まさに直球でツボに嵌ったというべきか
最後の展開で、そういう違和感というかミスマッチが導くものは、問題だけではなく相互理解かもしれない、という希望が提示されていて本当に良かった
https://virtualgorillaplus.com/stories/tokyotoinagishinijigennotobiragahiraitejunengatatta/
RT: @Yutorispielraum@twitter.com
最後に、トランスの人たちを現実に苦しめる問題の多くが、貧困や性差別、家族形成権の侵害、メンタルヘルスの困難など、社会の多数派を苦しめる構造的な問題と無関係でないことも忘れないで。その意味でも、「トランスジェンダー問題」は「トランスジェンダー問題」ではない。https://www.akashi.co.jp/book/b612082.html
RT: @Yutorispielraum@twitter.com
だから人々の感情を動員する「トランスジェンダー問題」のピックアップを、「トランスのこと」として切断・傍観しては絶対にだめ。また、国内のトランス憎悪の高まりが、世界的な流れを受けたものであることも事実。人口の1%にも満たない集団は、いまや世界中の右派の便利なターゲットになっている。
RT: @Yutorispielraum@twitter.com
もう流石に。トランスジェンダーを「問題」化したい多くの人たちの狙いはトランスジェンダーそのものにはない。性と生殖をめぐる健康と権利、LGBTQの権利回復、包括的性教育…幅広いイシューをまとめて後退させるための足掛かりとして、まだ社会の知識が追い付いていないトランスが使われているだけ。
爆・生存 Twitterから脱出したい http://port-of-call.jugem.jp (↑長い文を置く場所です) they/them 廊下(@longlonghallway )