阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』すごい本だな~おもしろいし、と思うがしんどかった院生時代をちょっとフラッシュバックし1/3ほどでいったん読むのやめた。WEBメディアや雑誌向けのライティングとは勝手が違う長尺の論考を組み立てるときの参考としてこころにとどめておきたい。演習も具体的なスキルの伸ばし方をきちんと指示していてためしにやってみたい。

ただこれがそんな売れてるのは普遍的な文章術として読まれてるのだろうか? 「長い文章を書く」ための具体的なメソッドとしては参考になる部分たくさんあるけれど、著者が繰り返しているように「論文」というある種のマナーが整理された場所に参入するためのノウハウ本という側面も強いので、そんな誰も彼も読んで「これだ!」って本でもないのではないだろうか……

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ちゃんと読みきるとちゃうのかもしれない。

最初っからアメリカのアカデミック・ライティングの慣習を日本の人文学系分野に持ち込むって明言してるし、論文がいかに特殊な目的を持って形式化されているか、査読を通すためのノウハウなんだってことも書いてあるから、それをわかったうえで読んでるなら別に言うことはないが…… みたいな

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