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わたしがつくり出した風景に、わたしがおおよそこうだろうなとおもうひとびとを立たせ(座らせ/寝かせ/感じさせetc.)ているのだけれど、わたしは、場所のこともひとのこともあまりに知らない。好きなように動かそうなんて、ずいぶん、なんというかラクをして書いていたものだ。その場に立ったときの感情は、キーボードをひたすら叩いているときと全然違う。
たぶん、「小説」を書いている方のほとんどにはわからないだろう話。1シーンだけでも、わたしが無視していた音がずいぶんあった。ここから編集していくのは苦しいだろうが、こうだろうと決めつけるよりはゆたかなものを反映させられると思う。

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