三春充希氏、さすがにそれは言いがかりでは?
統計学は、他の数学の分野に比べても、その方法論や用法に議論が多い分野です。
新型コロナでも、一部医療者がベイズ理論を歪曲していました。そのベイズ理論自体についても、頻度主義の観点から今日でも批判があります。
統計学は論理学と異なり、経験科学であり、無謬主義で理解してはいけません。
物理学も経験科学であり、研究発表に対して「それなりに物理学に則った〜」と揶揄されることはありうるし、それが物理学全体に対する「失礼な態度」にはなりません。

三春氏の活動には敬意を表していますが、自身の活動に謙虚さを失うならば、いずれ世論調査におけるフジサンケイグループと同じ道をたどります。

三春氏がカチンときたのは、おそらく遺伝研の川上氏とのこのやりとりからではないかと。

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ちなみに川上氏は三春氏の批判にこう答えています。
自然科学者やデータサイエンティストであれば誰でも考慮する、データの質の良し悪しの環境要因の話をしていますが、三春氏には理解されなかったようです。

twitter.com/koichi_kawakami/st

データの質の悪さに観測者(報道機関)が全く影響を与えていないなら別ですが、日本のメディアの場合、産経系以外でも当局からの独立性に疑問があるのは、異様に低い報道の自由度でも裏づけられています。
報道機関が当局への批判を抑止することによる歪曲はあると考えるのが当然です。
無論データが歪曲されていたとしても、全くのでっち上げでなければ、特定の条件下で分析は可能。

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