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本好きグレーティアに関するえぐい話 

グレーティアを買ったのはギーべ・ヴィルトル(シドニウス)だけど、側仕え見習いとして仕えた先はシドニウスの妻ではなく彼の息子フロイデンの妻、ベティーナだったんだよね。見習いとして勤めていたのはギーべの夏の館の離れ(おそらくそこにフロイデン・ベティーナ夫婦が住んでいたということだろう)だったとふぁんぶ8にも書いてある。

で、良く分からないというかグロテスクだなと思うのは、これってつまりシドニウスとフロイデン親子の間でグレーティアの扱いを相談したことがあるって話だよね。つまりシドニウスが元々自分専用の愛妾にしようとしていたならベティーナの側仕え見習いにはしないだろうし(自分の妻の側仕えにするだろう)、フロイデンが愛妾を求めていたのなら買い手はギーべ・ヴィルトルではなく彼になる筈だから。

仮にグレーティアを彼女の母親のような「家付きの客人接待用の女」にする予定があったのだとしても、父と息子が納得ずくで愛妾を共有しているのってどういう感覚なんだろうなと思う。気持ち悪いのは勿論そうなんだけど、結構地球人の感覚から遠いな、みたいな。

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