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「福田村事件」感想 

虐殺場面ももちろんそうだが、退役軍人たちの言動が耐え難くて視聴後に気分が酷く落ち込んだ。100年前の日本は、SNSでヘイトスピーチが拡散する今の時代にも重なる部分があると思った。

大きな権力に従って生きていれば、戦時中に要求されるような倫理的に異常な振る舞いにも自責の念を感じないで済む。澤田智一や村長のように自責の念を感じる人間は生き残っても一生心の傷に苦しめられるのだろう。

澤田が朝鮮語で話す場面、三・一独立運動についてのことだというのはなんとなく分かったんだけれど、字幕をつけるか、日本語で繰り返して欲しかった。

関連する史実に基づいた映画で思い出したもの。
「マルモイ」
日本統治時代の朝鮮人への同化政策に対抗して朝鮮語辞典を作ろうと奮闘するソウルの人々の物語。

「金子文子と朴烈」
関東大震災前後を舞台にしたアナキスト(無政府主義者)の朴烈(パクヨル)と、朴に共鳴した日本人女性アナキスト金子文子を描いた歴史映画。(wikiより)

同時期の朝鮮人虐殺をテーマにした作品で、岡田索雲さんの漫画「追燈」も思い出した。再読しようと思う。
amazon.co.jp/追燈-アクションコミックス-岡田索

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