去る1/27〜1/29の3日間、池袋の名画座・新文芸坐で「『幾多の北』と三つの短編」が上映された。これは山村浩二氏の新作長編と新作短編、そして氏のプロデュースした短編2本の計4本からなる特集上映プログラムで、私が音楽と声を担当した幸洋子監督の短編アニメーション「ミニミニポッケの大きな庭で」も流れた。全日完売というから凄い。足繁く通った新文芸坐で自分の関わった作品が爆音で上映という事で、喜び勇んで3日間とも劇場に通い、手前味噌ながらしっかり感動して家に帰った。本作の音響は滝野ますみ氏による5.1chミックスが施されており、一般的な映画やアニメでは座席の位置による体験の差が生じ過ぎないよう、そこまで極端なパンニングは行わないそうなのだが、今回はその辺りのセオリーは一旦取っ払ってみよう!という滝野氏と監督の意思から、全体にとても大胆な音響設計がなされていて、全方位からhonninmanがぎゃあぎゃあしていてなかなかの高密度本人空間となっている。今後は名古屋や福岡、京都などでも順次上映されていくそうなので、もし良かったら劇場の贅沢な音響設備で観れる時に観て欲しい。久々の日報だけど宣伝、でした。